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Virgins and Philistines - The Colour Field (1985)

 70年代末の英国を席巻した2トーン・ブームの立て役者であったスペシャルズのボーカリスト、テリー・ホールが、ファン・ボーイ・スリー- その品の良いVoと当時の流行であったファンカラティーナを中心としたカラフルなアレンジを配した、なんとも独特の存在感を醸し出した不思議なトリオ-を経て結成したトリオ、それがこのカラーフィールド。FB3で少しずつ出していたメロディセンス、趣味の良いアレンジが、ここで一気に全開になった印象がある。

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 当時、83年から85年頃の英国といえば、日本で言うところの「ネオ・アコースティック・ムーヴメント」の流れ、つまり良心的ポップミュージックの復興運動がシーンを賑わせていた時代である。そんな時代との幸福な出会いというのもこの作品の大事なポイントで、それぞれのバンドが実際は違うことをしていても、ポストパンクの中での実験として非常に興味深かった時代なのだが、それを抜きにしてもアルバムの完成度という意味では本作品はかなりのものではないかと思う。ボサノヴァやスパニッシュ風味の薫る楽曲、NYのコーラスグループRochesの"Hammond Song"の美しいカヴァーを含むこの作品こそが、このバンドのベストであり、後のテリーのキャリア全体を見ても一番輝いている作品だと、個人的には強く感じる。

このアルバムからの名曲をふたつ映像でどうぞ。

Thinking Of You (OGWT Live)

Castles In the Air
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by penelox2 | 2008-02-11 01:02 | C