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The Complete Red Bird Recordings - The Dixie Cups (2002)

 バーバラ・アンとローザ・リーのホーキンス姉妹、いとこのジョーン・メアリー・ジョンソン。ニューオリンズの3人の女の子が1963年初め、高校のタレントショーに出るために組んだグループがその前身。たまたまそこに居合わせたプロデューサーJoe Jonesが彼女達をスカウト、ニューヨークに連れて行きます。時代ははロネッツ、クリスタルズなどガールポップブーム。以後数年、ニューオリンズ出身のガールコーラスグループとしてチャートで成功をおさめたのです。

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 彼女達のキャリア代表するポップな名曲と言えば、誰もが知っている"Chapel Of Love"(64年全米1位)があり、それ以外にも"People Say"(64年12位)、"Little Bell"(同51位)など、これらももちろん良いのですが、いなたいニューオリンズ産R&Bポップの味わいが楽しめるということで、65年に全米20位まで上昇し、80年代に英国New Waveガール・バンドThe Belle Starsがカヴァーしたことで知られる"Iko Iko"、これが私にとっては特別印象的なのです。R&Bというにはあまりにリラックスした、脱力系ガール・コーラスグループという趣き、しかし売れ線ポップとくらべるとあまりに計算のない素朴さ。打楽器をメインにしたニューオリンズ独特の薫りが濃厚に匂うアレンジ、これらが同時代のモータウンやシカゴソウルなどのノーザン・ソウルとも、メンフィスなどのサザン・ソウルともまた違う風景を見せてくれます。アメリカンの音楽って本当に深い。個人的には、なんだかんだ言いつつも結局かの国の音楽から離れられない理由のひとつがここにあります。

Chapel Of Love

Iko Iko
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by penelox2 | 2008-02-11 20:30 | D