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Seconds Of Pleasure - Rockpile (1980)


 元ラブ・スカルプチャーにして英国きってのロックンローラーであるデイヴ・エドモンズ。元ブリンズリー・シュウォーツにしてパンク/New Wave期においてはスティッフ・レコードの看板アーティストにしてプロデューサーをもつとめたニック・ロウ。60's後半からの音楽キャリア、ロカビリー、カントリー、ソウル、フォークといった今で言うルーツミュージックへの造詣といった共通点を持つふたり。ブリンズリーのラストアルバムのプロデュースを契機に始まった二人の関わりは、1976年、ツアー目的にエドモンズのバックバンドとして結成されたこのバンドとして実を結びます。

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 パンク/New Waveシーンのなかで、このように古き良き音楽の紹介がしっかりなされていたのも今考えてみれば面白いところ。お互いが存在感あるソロアーティストであったがゆえに、アルバムこれ一枚で活動終了、エドモンズとロウはケンカ別れのような形になってしまいます(のちに修復)。エドモンズのロカビリーばかりでは少しキツい、ロウの洒落のめしだけでもちょっと飽きる、ふたりのセンスが溶け合ったポップミュージックが聴きたい立場としては、このアルバムのスタイルのばらけ具合はちょうど良い頃合。特に、ロウの曲をストレートなモータウンビートで、ハイトーンなビリー・ブレムナーのVoで迫る"Heart"(ロウのソロでのレゲエバージョンはやや小粋に行こうとし過ぎに感じます)や、ロウとエドモンズのハーモニーがエヴァリーブラザース風で美しい"Now and Always"は白眉。ルーツミュージックを通過した極上のポップアルバムがこれ。

Heart

Now And Always

これも最高。

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by penelox2 | 2008-02-11 23:21 | R